設立のきっかけ
森には動植物を含めたくさんの命が存在している。
たくさんの命は秒単位で生き死にを繰り返し、生態系を営んでいる。
どこまでが命の枠に入るのか、命の尊厳とは何か、食べられるために生まれた命、意思をもたない命、食用、加工製品の材料、研究実験用、展示用、愛玩具用、他、それぞれの視点から現実を見たとき、そこにはやりきれない現実がたくさんある。
愛玩動物は日用品と同じスペースで販売され、お金を出せば誰でもが購入できる。
愛玩動物と言われながら処分する施設が存在するし、虐待する人や遺棄放置する人がいる。
命の価値とはなんだろう?
命の平等とはなんだろう?
命の尊厳とはなんだろう?
考えても考えてもそこに答えはないことも理解している。
いろんな矛盾を解決することはできないけど せめて人間が関与した命については人間の責任として考え、保護する場所があってもよいと思う。
大したことはできないのかもしれないけど 目の前で消えそうな命をどうすることが一番最善なのかを考え行動してくれる人間を募るためにこに団体を設立する。
私たちは現在も進行形である別のNPO法人の施設を運営している経験から、犬猫以外の愛玩動物たちを保護する団体の支援も行っていきたい。
犬猫については多くの団体やボランティアが既にたくさん存在する、動物愛護基金という総称がよく使われているが、基金や補助金がでるのは犬猫だけがほとんどである。
現在、犬猫以外の愛玩動物を飼養する人は犬猫よりも多いはずなのにそれらを保護する場所も相談するところも少ないのが現状。
自然環境の保護、本来の固有種の絶滅減少についても外来種の愛玩動物を放置したことが起因となり、生態系を破壊していることや犬猫以外の販売や飼養についての調査や申告についての管理体制がないことも問題の一つであると考えている。
団体名とロゴマークへの思い
先に述べた森にはたくさんの命が存在する。
いのちについてを考えるために
「いのちの森」と命名した。
ロゴマークについては緑系にしてしまうと自然環境保護団体と思われがちなため、日本人が一番お世話になっているであろう、ニワトリをモチーフにした。
こんなにもお世話になっているニワトリたちは毎週どこかで捨てられ、ウイルスの観点からすぐに処分されている。
そんなニワトリたちにも朝がきてほしい、という希望の意味をこめて太陽をつけ加えました。
一度はかわいがられた命、利用価値があった命、なくなった途端に明日は無くなってしまうことを人ごとに思わないで、どうか一緒に考えてほしいと願うばかりです。
会員の募集については「会員の案内」ページをご覧ください。
- <問い合わせ先>
- 〒339-0003
- 埼玉県さいたま市岩槻区小溝768-4
- TEL 090-8010-2000
- 一般社団法人 いのちの森 事務局